通信制大学は時間を有効活用できる

マイペースで学習することができる

通信制大学はその名称の通り、様々な通信手段を使用して、通学制の大学と同じように学位を取得できる大学です。例えば、自宅に居ながらテキストなどの印刷教材で学び、添削レポートの提出などを通じて、大学レベルの知識やスキルを習得することができます。また通信制大学の中には、DVDやインターネットの映像で講義を配信し、課題をインターネット上で提出させるケースもあります。いずれにしても自分の都合のよい時間や場所で、マイペースで学習を続けられる点が、この通信制大学の大きなメリットと言えます。

ただし通信制といっても、特定の期間だけ実際に大学へ通う、スクーリングと呼ばれる講義を受ける必要があります。このスクーリングの期間は大学ごとに異なりますが、多くのケースでは大学が長期休業になる夏季に、集中して開講しています。また社会人のニーズに合わせ、週末や夜間に分散して開講する大学もあります。

入学試験が無いので受験勉強の時間も要らない

基本的に通学制大学へ入学するためには、入学試験に合格する必要があります。したがって入学するためには、受験準備で多くの時間を費やすケースが通常です。しかしほとんどの通信制大学では、この入学試験がありません。つまり受験準備に時間を割く必要がないので、忙しい社会人の方でも、容易に入学することが可能になります。しかし通信制大学であっても、入学に必要な資格条件の可否を調べる、書類審査を行うのが一般的です。とはいえ、これはあくまでも書類上の確認なので、よほどのことが無い限り、入学が認められると考えてよいでしょう。ただし通信制大学の中には、専攻する分野に関する簡単なレポートの提出を課し、これを入学試験の代わりにしているケースもあるので要注意です。